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ローレと智広
1996.3.20制作
使用:鉛筆・透明水彩

§ 自作小説『天狼星に』の二人の主人公のラフスケッチ §
 人の世の果てと呼ぶべきこの地へと共に漂着した二人にとって、もはやこれまでのような畏れは浮かぶべくもなかった。もし畏れるものがあるとすれば、それは唯一、お互いの存在をまさに今対峙しているものによって奪われること──それだけだっただろう。